標識・標示の改善

[1] 標示の廃止


 車線、路側帯、停止線、横断歩道、駐停車禁止、右左折の方法、追越禁止。これら以外の標示を全面的に廃止する。その趣旨は、
<1> 上記以外の標示は、前車に隠れていて見にくい。
<2> 標示やマンホールの存在が二輪車・自転車の転倒の原因になる。
<3> 再塗装維持費の節約。

[2] 標識の設置方法


<1> 設置箇所

 信号のない交差点では、交差点の直前の左側に標識を設置することを原則とするが、一方通行出口のように、狭い道路で右折禁止を指示する場合には、例外的に右側に設置する。なぜなら、右折しようとしたときに、右折できないことを気付かなければ意味はないから。

 信号のある交差点では、信号機の真上にしか設置できないようにする。信号なら誰でも見落とさないので、一番理想的な設置箇所である。

 (注)一方通行路に面した駐車場の出口なども交差点と考えて『方向指定』標識を設置する。(協力者:来夢莱人氏)

<2> 設置数量

 一交差点につき設置できる標識の数は、規制標識と案内標識を合わせて二つに限定する。最も優先させるのは当然『指定方向外進行禁止、名称改め、方向指定』や『進入禁止』だろう。

[3] 規制標識の統廃合


 各種の通行止め、車両進入禁止、自転車・歩行者専用、重量制限などの標識を『進入禁止』に一本化して、規制対象となるものを補助標識で示す。

 『駐停車禁止』と『駐車禁止』は標示に任せ、標識は撤去する。

 『一方通行』は、見やすい『方向指定』標識に統一する。

 交通量が多いときに強引にUターンする人はいないから、『転回禁止』と『車両横断禁止』は、規制としての存在意義すら怪しいので廃止、撤去する。

[4] 補助標識の明瞭化


<1> 一文字表現

 現行の補助標識は要点を得ないし文字も小さいので、運転しながらの解読はほとんど不可能である。大型化した一文字で表現して欲しい。『2』=二輪車、『4』=クルマ、『大』=大型車、『朝』=通勤時間帯、『夜』=夜間、『平』=平日、『休』=土日祝日、といった要領で。

<2> 設置順序
 
 補助標識は全てが読み取れなかったことも考慮して、本標識への設置順序にも気を使って欲しい。一つ事例を示そう。『通勤時間帯は歩行者が増えて道路が狭くなるのでクルマの通行を禁ずる』というケース、現行なら『7-9、土日祝日を除く、自転車及び二輪車を除く』という感じになろう。除く、という表現がいやらしいのだ。はじめから規制対象だけを示せばいいものを。現在の補助標識を考えた人は、よほど右脳の出来が悪いか、わざと見にくくして違反を誘導しているとしか思えない。

 私なら、上または右から順に、『4』『朝』『平』とする。運転手が全ての標識を読み取れなかったことも考慮して、まずは規制対象となる車両から、次は、もしも違反されたら迷惑性が高くなる状況のものから順に設置するのだ。


雑記帳に戻る
表紙に戻る